Takakoです。アーサーフィンドレイカレッジで受講したコースのフィナーレは、それまで15名くらいずつ、レベル別の5つのグループに分かれていた総勢約75名が、クラスの最後15分間に『サンクチュアリ』ルームに集まってコースオーガナイザーのKitty先生の“締めのご挨拶”を拝聴することでした。Kittyはわたしのグループの担任でもあり、その見識の広さや人間的な魅力にわたしはイチコロ(笑)だったのです。さて最後の最後、彼女はある本を取り出しました。『これは私の、長きにわたるバイブルなんです。彼女自身も素晴らしいミディアムだった、アイリーン・キャディの本からの一節を終わりのご挨拶と致します。』
あー、びっくりした!その本は、わたし自身にとっても非常に思い入れのある本で、一度手放した後、再度手に入れたという、30代初めから今まで大切にしている、ええ、正にバイブルですね。著者のアイリーン・キャディはスコットランド北部にあるフィンドホーンという共同体の創始者のひとりで、精神的指導者。ミディアムとは知りませんでしたがKittyが言うのだから、そして考えてみれば光り輝く言葉たちは神のメッセージなのだから、そうであったのだろうと思います。振り返ればこの本に出合った時からわたしの“精神世界観”が目を覚ましたのです。いえ、そんな定義よりも何よりも、道を知らぬ、また迷う者にとっての魂の拠り所とも呼ぶべき、聖なる言葉の数々に深く深く感動し、また力強く勇気づけられたものです。そう、それがわたしの霊性への旅の始まりだったのかと思います。そしてその後長い時間を経て、突然ミディアムシップの世界にいざなわれたのも、必然だったのかとパズルが合うように感じています。
さて今日はその、アイリーン・キャディ著『心の扉をひらく~Opening Doors Within』から、久しぶりにパッと開いたページからのメッセージを3つ、お届けします。
ある人にとって正しいことが、別の人にとっても正しいとはかぎりません。ですから、ほかの人の足跡をたどろうとはしないで、あなたの内なる声を求め、それに従って行動することがたいせつです。あなたには選択の自由があります。私があらゆる人に自由意思を与えたからです。あなたは操り人形のように、人に糸を引いてもらわなければ動けない存在ではありません。あなたは自分にとって正しいことをさがし、見つけることができるのです。そして見つけた後でどうするかは、すべてあなた次第です。しかし自分にとって正しいと分かっていることを実行したとき、あなたははじめて本当の平安を見いだすことができるのです。自分の固有の道を探し求め、見つかるまで探し続けなさい。たとえあなたの道は、ほかの人から見れば奇妙なことをたったひとりで行なうことだとしても、けっしてひるんではいけません。それがどんなことであっても必ず実行しなさい。あなたは心の内で、それがあなたにとって正しいことであり、それによってこの世の最高のものがもたらされるとわかっているからです。
目を見開き、いつも注意深くありなさい。すべてに私の手を見、永遠の感謝をささげなさい。気づきが無ければ、あなたは目の前にあるものを見過ごします。いえ、自分の中にあるものさえ見えません。多くの人々は、まわりのものすべてに目を閉じたまま一生を過ごし、自然の奇跡も目に入りません。つまり、人生の奇跡を見そこなってしまうのです。あなたが美しさ、調和、平和、のどけさをまわりの小さなものたちの中に気づくようになると、その気づきはどんどん深まって、人生のすべてが不思議の国になり、あなたは子どものように起こる事全てに目を見開いて人生を歩むようになります。そして最もすばらしいことが起こることを期待するようになり、しかも、それを実際に引き起こしてしまいます。人生に一時も退屈することはありません。何事も当然のこととして受け止めなくなり、全てに感謝できるようになります。感謝するようになると、ドアが大きく開かれ、あなたの人生にもっとすばらしいことが起こってきます。いつも感謝を忘れないでください。
扉を開いてくれる鍵は、変化です。心と意識の変化です。安心感の源が私であれば、それがどんなに激しいものに見えても、人は変化を怖れないものです。個人レベルの変化でも、国、あるいは世界で起こる変化であっても、とにかく変化はすべて自分にとって最高なのだ、全体にとっていいことなのだと知りなさい。変化は、すべて起きる必要があって起きるという事を受け入れ、その流れに乗るのです。前へ、そして高いレベルへと進みなさい。そして、これからがもっと素晴らしくなるのです、と私が言う時、その言葉を真実としてそのまま受け入れてください。あらがうことなく、すみやかに変化の流れへと入っていけば、新しいもののほうが、これまでのものよりもずっと素晴らしいのが良く分かるはずです。わざわざ人生をむずかしくすることはないでしょう?私の手を止めることは誰にもできません。ボールは転がり始めているのです。新しい一日がやってきています。この日を受け入れ、流れに乗ってこそ、はじめてその一部になることができるのです。さもないと、取り残されてしまいますよ。
本日もお読みいただきありがとうございました。また、おつきあいくださいませ。